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抗生物質の長期使用は腸内の有益な細菌に悪影響 


抗生物質を長期間または繰り返し使用すると、腸内の有益な細菌に悪影響を及ぼす可能性のあることが新しい研究で判明した。腸内細菌はヒトの栄養摂取、代謝および免疫反応のさまざまな側面で役立っている。

米スタンフォード大学(カリフォルニア州)のDavid Relman博士らによる今回の研究では、尿路感染症などのさまざまな細菌による症状に処方される抗生物質シプロフロキサシンに焦点を当てた。これまで、シプロフロキサシンが体内の有益な細菌に及ぼす害は少ないと考えられていた。研究グループは、シプロフロキサシン治療を受ける被験者の便に含まれる細菌を調べた結果、5,600を超える細菌種および株を特定。しかし、患者が抗生物質を使用している間、約30%の細菌種・株が有意な影響を受けていることがわかった。

腸内細菌に対する抗生物質の影響は個人によって大きく異なるが、2人の被験者において細菌の多様性(diversity)の大幅な縮小がみられたという。今回の研究ではさらに、抗生物質治療が終了した後、腸内細菌がほぼ治療前のレベルに戻るまでに4週間を要することも判明。ただし、腸内細菌の数に変動がみられる間、腸障害の徴候を訴えた被験者はいなかった。

今回の結果から、腸内細菌に回復力があるとの側面が明らかになった一方、抗生物質治療によって、気付かれないまま健康に長期的な影響が及ぶ可能性のあることが示されたと研究グループは結論付けている。この知見は、オンライン医学誌「PLoS Biology」に11月18日掲載された。
 ヤフーヘルス 参

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